【書評】前澤友作著「国民総株主」から学ぶ、新しい経済の形と私たちの未来

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皆さん、こんにちは。あいひーです。今回は、ZOZO創業者の前澤友作さんが出版した「国民総株主」という本を読んで、その内容と感想をお伝えしたいと思います。この本を読んで、私は「お金」や「株」について、今までとは全く違う視点を得ることができました。そして、これからの日本の経済や社会のあり方について、深く考えさせられました。みなさんの中にも、こんな悩みを持っている方がいるのではないでしょうか?

  • 「お金持ちはどんどん豊かになるのに、自分は全然豊かになれない…」
  • 「株や投資って難しそうで、手を出す勇気がない…」
  • 「毎日使っているお店やサービスが儲かっても、自分には何の恩恵もない…」

実は、私もこの本を読む前は同じような悩みを抱えていました。でも、この本を読んで、そんな悩みが解消されるヒントを見つけることができたんです。それでは、「国民総株主」の内容を詳しく見ていきましょう。

ぐうたらネコ

カブアンドって話題になってるよね

あいひー

本書を読んで背景がよくわかったよ!

目次

「国民総株主」とは何か?

まず、タイトルにもなっている「国民総株主」とは一体何なのでしょうか?簡単に言えば、国民全員が株主になるということです。前澤さんは、現在の日本では資本(株)を持っている人が少なすぎると指摘しています。わずか3割程度の人しか株を持っていないそうです。これでは、経済の恩恵を受けられる人が限られてしまいます。そこで前澤さんは、もっと多くの人に株を持ってもらい、経済の成長による利益をみんなで分け合おうと提案しているのです。

なぜ「お金配り」から「株配り」へ?

前澤さんと言えば、SNSで大規模な「お金配り」をしていたことで有名ですよね。でも、この本では「お金配りはもうしません」と宣言しています。なぜでしょうか?前澤さんは、お金を配れば配るほど「虚無感」を感じるようになったそうです。お金を配っても、一時的な効果しかなく、根本的な問題解決にはならないと気づいたのです。そこで考えたのが「株配り」です。株を配ることで、人々に投資の機会を提供し、長期的な資産形成を支援することができます。これこそが、真の意味での経済的自立につながるというわけです。

カブアンドの仕組み

前澤さんは、この「国民総株主」構想を実現するために、「カブアンド」という会社を設立しました。カブアンドは、電気、ガス、ネット、携帯、ふるさと納税、ウォーターサーバーなどのサービスを提供しています。そして、これらのサービスを利用すると、支払った金額に応じて「株引換券」がもらえるんです。つまり、普段使っているサービスを通じて、自然に株主になれる仕組みなんですね。私は理念に共感するところは一部あるものの、サービスを切り替えてまでカブアンドを使うことは今のところはしていません。

「国民総株主」が実現したら、世の中はどう変わる?

前澤さんは、「国民総株主」が実現すると、世の中がこんな風に変わると予想しています。

  1. 格差の是正:資本(株)が一部の人に偏らず、多くの人に分散されることで、経済的な格差が縮小します。
  2. 消費者還元の新しい形:毎日利用しているお店やサービスの株を持つことで、その会社の成長による利益を直接受け取れるようになります。
  3. 経済への主体的参加:株主になることで、人々が経済や企業活動により関心を持つようになります。
  4. 日本企業の保護:日本の大切な会社を日本人で守ることができます。
  5. 新しい資金調達の形:ベンチャーキャピタルに頭を下げなくても、一般の人々から直接資金調達できるようになります。

これらの変化が実現すれば、今よりもっと公平で、みんなが経済の恩恵を受けられる社会になるかもしれません。

あいひー

純粋にワクワクする本でした。

「お金のない世界」という夢

前澤さんの構想は、単に株を広めるだけにとどまりません。最終的には「お金のない世界」を目指しているそうです。「えっ、お金がなくなったら、みんな働かなくなるんじゃ…?」私も最初はそう思いました。でも、前澤さんの考えは違います。人間には「承認欲求」があるため、お金がなくても多くの人は働き続けるだろうと前澤さんは予想しています。つまり、お金という外的な動機がなくなっても、「誰かの役に立ちたい」「認められたい」という内的な動機で人は活動し続けるというわけです。確かに、考えてみれば私たちの日々の行動も、必ずしもお金のためだけではありませんよね。好きなことをしたり、誰かの役に立ったりすることに喜びを感じることも多いはずです。もちろん、これはまだ遠い未来の話かもしれません。でも、AIやロボット技術の進歩によって、人間の労働の価値が変わっていく可能性は十分にあります。そんな未来に向けて、今から少しずつ準備していく必要があるのかもしれません。

私たちにできること

さて、ここまで「国民総株主」の構想について見てきましたが、私たち一人ひとりに何ができるでしょうか?

  1. 株式投資を始めてみる:カブアンドのようなサービスを利用するのも一つの方法ですが、それ以外にも様々な投資の方法があります。まずは少額から始めてみるのもいいでしょう。
  2. 経済や企業活動に関心を持つ:日々のニュースや企業の動向に注目してみましょう。自分が使っているサービスや商品を提供している会社について調べてみるのも面白いかもしれません。
  3. 長期的な視点を持つ:投資は短期的な利益を追うのではなく、長期的な視点で考えることが大切です。日々の変動に一喜一憂せず、じっくりと資産形成を目指しましょう。
  4. 生活の効率化:投資以外にも、日々の生活を効率化することで時間とお金を生み出すことができます。例えば、以下のような方法があります:
    • 1日のスケジュールを可視化する
    • 必要時以外はスマホから離れる
    • 机の周りからモノを減らす
  5. 新しい経済の形に関心を持つ:「国民総株主」のような新しい経済の考え方に触れ、自分なりの意見を持つことも大切です。
あいひー

前澤氏は投資信託ではなく個別株を推奨してます。私はほぼ投資信託のため新鮮な考えでした。

最後に

「国民総株主」を読んで、私は経済や社会のあり方について、今までとは違う視点を得ることができました。もちろん、この本に書かれていることがすべて実現するわけではないかもしれません。批判的な意見もあるでしょう。でも、現状に満足せず、よりよい社会を目指して新しいアイデアを提案し、実行に移そうとする姿勢には、大いに刺激を受けました。私たち一人ひとりが、自分の生活や社会のあり方について考え、小さな行動を起こしていくことが、よりよい未来につながっていくのだと思います。みなさんも、この機会に自分の「お金」や「仕事」、そして「社会」との関わり方について、考えてみてはいかがでしょうか?それでは、また次回の記事でお会いしましょう。あいひーでした!

あいひー
サイト管理人
1987年生まれ。IT企業の管理職として働きながら、二人の父として子育て中。「時間」「健康」「お金」を効率よく管理し、人生の幸福度を高める方法を追求中。ブログでは、忙しい日々を「もっと楽に、楽しく」過ごすためのヒントや効率化のテクニックを発信しています。

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