はじめに
こんにちは、生活効率化ブロガーのあいひーです。今回は、私が10年間で経験した5回の引っ越しから学んだ、家選びと暮らしの極意についてお話しします。新築から築30年の家まで、様々な住環境を経験してきた私だからこそ語れる、リアルな住まいの知恵をお伝えします。この記事を読めば、あなたの次の引っ越しや、現在の暮らしをより快適にするヒントが必ず見つかるはずです。それでは、私の10年間の住まい遍歴と、そこから得た貴重な学びをご紹介していきましょう。
引っ越しするの面倒じゃない?
1回目が面倒だったけど、回数を重ねると楽になったし色々わかってきたよ
10年間で5回の引っ越し:その理由と概要
私が10年間で5回も引っ越しをした理由は、人生の大きな転機と密接に関連しています。仕事の異動、結婚、子供の誕生、そしてリモートワークの定着など、ライフステージの変化に合わせて住まいを変えてきました。各引っ越しの詳細な時期は控えますが、この10年間で私は、都会の便利な立地から郊外の静かな住宅地まで、様々な環境で暮らしを経験しました。新築マンションの清潔感あふれる空間から、築30年以上の味わい深い一戸建てまで、多様な住まいを体験できたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。
家選びの変遷:20代から30代へ、独身から家族持ちへ
20代の頃の私は、正直なところ家選びにそれほどこだわりがありませんでした。仕事の都合や会社からの指定もあり、立地や家賃を重視するくらいでした。しかし、結婚し、子供が生まれてからは、家選びの基準が大きく変わりました。最初は「狭くても都心の便利な場所」が良いと思っていましたが、家族が増えるにつれて、広さや安全性、周辺環境を重視するようになりました。特に子供が生まれてからは、公園や学校の近さ、地域の治安など、以前は気にも留めなかった要素が重要になってきました。また、家族それぞれがプライベート空間を持てることの大切さも実感しました。広い家は、単に物理的な余裕があるだけでなく、家族の心理的な余裕にもつながることを学びました。
新築vs中古:意外な発見と重要ポイント
新築の家と築30年の家、両方に住んだ経験から、意外な発見がありました。新築は確かに清潔で設備も新しく、快適です。しかし、築年数の古い家でも、直近でリノベーションされていれば、新築に劣らない快適さを得られることがわかりました。特に印象的だったのは、築30年以上の家でも、水回りが最近リノベーションされていれば、築浅の家よりも快適だったことです。このことから、家を選ぶ際は築年数だけでなく、内部の状態、特に水回りや設備のリノベーション状況をしっかりチェックすることが重要だと学びました。また、新築の家は確かに魅力的ですが、ちょっと傷をつけると凹むので古い家の方が精神的には楽かもしれません。
重要視すべきポイント:ネット環境から地域コミュニティまで
引っ越しを重ねるうちに、重要視すべきポイントが明確になってきました。まず、ネット環境の重要性です。特に最近のリモートワークの増加に伴い、安定した高速インターネット接続は必須となっています。過去の経験から、電話線を一部使用するVDSL設備の物件は避けた方がよいと感じました。仕事でもプライベートでもストレスなくネットを使えることが、現代の暮らしには欠かせません。次に、子育て環境です。20代の頃は都会の便利さに惹かれましたが、子供が生まれてからは、騒音や清潔さ、そして地域の安全性を重視するようになりました。特に、公園や児童館の有無、学校の近さや評判なども大切な要素です。さらに、地域コミュニティの重要性も実感しました。子供が成長するにつれて、地域との繋がりが深まっていきます。学校の友達関係や、地域の行事への参加など、子供を中心とした人間関係が構築されていきます。このため、引っ越しを考える際には、単に物件の条件だけでなく、現在の地域コミュニティを離れることのデメリットも慎重に検討する必要があります。
引っ越しで身についたスキル:ミニマリストの知恵
引っ越しを重ねるうちに、いくつかの重要なスキルが身につきました。その中でも特に役立ったのが、ミニマリストの考え方です。物を少なくすることで、引っ越しがはるかに楽になります。最初のうちは「もったいない」という気持ちから、使わないものも持ち続けていましたが、引っ越しのたびに荷物を整理するうちに、本当に必要なものだけを残すことの大切さを学びました。具体的には、以下のような方法を実践しています:
- 定期的な断捨離:3ヶ月以上使っていないものは処分する
- ワンイン・ツーアウトの法則:新しいものを買ったら、古いものを二つ処分する
- デジタル化:書類や本はできるだけデジタル化し、物理的な保管を減らす
- 多機能アイテムの活用:一つで複数の用途に使えるアイテムを選ぶ
これらの実践により、物が少なくなるだけでなく、心にも余裕が生まれました。また、引っ越しの際の作業量と費用も大幅に削減できました。
私は基本的にはフリマアプリが好きですが、大量の物を処分する際はセカンドストリートなど宅配買取も活用するのが良いかもです
賃貸vs持ち家:それぞれのメリット・デメリット
5回の引っ越しを経験する中で、賃貸と持ち家それぞれのメリット・デメリットを身をもって感じました。賃貸のメリットは、何と言っても柔軟性です。ライフスタイルの変化に合わせて、比較的容易に住居を変更できます。また、修繕や管理の手間が少ないのも大きな利点です。一方で、家賃は「消えていくお金」であり、長期的には経済的にデメリットになる可能性があります。持ち家は、自分好みにカスタマイズできる自由度の高さが魅力です。また、長期的には資産形成につながる可能性もあります。しかし、購入時の初期費用が高額であることや、修繕・管理の責任を全て負わなければならない点は考慮が必要です。私の経験から言えば、20代や転勤の可能性がある時期は賃貸、家族が落ち着いてきたら持ち家も検討する、というのが一つの賢い選択肢だと思います。ただし、これはあくまで一般論であり、個々の状況や将来のプランによって最適な選択は変わってきます。
引っ越し時の家具・家電の扱い:思い切った決断が幸せを呼ぶ
引っ越しの際、多くの人が悩むのが家具や家電の扱いです。私も最初のうちは「もったいない」という気持ちから、使い古した家具や家電もそのまま持っていこうとしていました。しかし、経験を重ねるうちに、思い切って処分することの重要性に気づきました。おすすめは、引っ越しの際に家具や家電を思い切ってメルカリなどで売却してしまうことです。確かに一時的には「もったいない」と感じるかもしれません。しかし、以下のようなメリットがあります:
- 引っ越し費用の削減:運搬する荷物が減れば、引っ越し費用も下がります。
- 新生活に合わせた選択:新しい環境に合わせて、最適な家具や家電を選べます。
- 気分一新:新しい家具や家電で、心機一転した気分で新生活をスタートできます。
実際、テレビや冷蔵庫、机や椅子など、家によって合わなくなってしまうことが多々あります。新しい環境に合わせて新調することで、一時的な出費は増えるかもしれませんが、長期的には快適な暮らしにつながり、トータルの幸福度が上がると感じました。冷蔵庫は右開きや左開きなど、ちょっとしたことを我慢せずに思い切って買い替えた方が良いと思います。私も思い切って結婚当初に購入していた二人用の冷蔵庫から4人暮らし用の日立の大型冷蔵庫に変えて大満足しています。
理想の家とは:変化に対応できる柔軟性が鍵
10年間で5回の引っ越しを経験して、「理想の家」について深く考えさせられました。そして、一つの重要な結論に達しました。それは、理想の家は固定的なものではなく、その時々の生活スタイルによって変わるということです。20代の独身時代に理想だと思っていた都心のコンパクトな部屋は、家族ができた30代では全く適していませんでした。同様に、子育て真っ最中の時期に理想的だった郊外の広めの家も、子供が独立した後では広すぎると感じるかもしれません。このことから、本当の意味での「理想の家」とは、その時々の生活スタイルに柔軟に対応できる家、あるいは自分自身が柔軟に対応できる心構えを持つことだと気づきました。具体的には、以下のような要素が重要だと考えています:
- 変化に対応できる間取り:可動式の間仕切りや、用途を変更しやすい部屋など
- 長期的な視点:子供の成長や将来の仕事の変化なども考慮に入れる
- 地域との関わり:地域コミュニティとの関係性を大切にし、急激な環境変化を避ける
- ミニマルな暮らし:必要最小限の物で暮らし、変化に柔軟に対応できるようにする
これから引っ越す人へのアドバイス
最後に、これから引っ越しを考えている方へ、私からのアドバイスをまとめます。
- 長期的視点を持つ:
現在の状況だけでなく、5年後、10年後の自分の生活をイメージして選ぶ。 - 内部の状態をしっかりチェック:
築年数だけでなく、特に水回りや設備のリノベーション状況を確認する。 - ネット環境を重視:
特にリモートワークを考えている場合は、安定した高速インターネット接続が必須。 - 地域コミュニティを考慮:
特に子育て中の場合、地域との繋がりは非常に重要。簡単には動けなくなることを覚悟する。 - ミニマリストを目指す:
引っ越しを機に、持ち物を思い切って整理する。新生活を快適にするだけでなく、将来の引っ越しも楽になる。 - 柔軟な心構えを:
「完璧な家」を求めすぎず、自分自身が環境に適応する柔軟性を持つ。 - 家具・家電は思い切って:
新しい環境に合わせて、思い切って買い換えることも検討する。
まとめ
10年間で5回の引っ越しを経験して、最も大切だと感じたのは「柔軟性」です。生活スタイルは常に変化し、それに伴って理想の住まいも変わっていきます。だからこそ、常に変化に対応できるよう、物を少なくし、新しい環境に適応する心構えを持つことが大切です。引っ越しは確かに大変ですが、同時に新しい生活を始める素晴らしいチャンスでもあります。この記事で紹介した経験や知恵が、皆さんの快適な暮らしづくりの一助となれば幸いです。
最後になりましたが、引っ越しの度に新しい発見や学びがあったことに、心から感謝しています。皆さんの次の引っ越しが、素晴らしものになることを心から祈っています。