こんにちは、あいひーです。今回は、Perplexity Proの各AIモデルを使って、同じ業界の2つのサービスの利用規約を比較してみました。その結果と使い方、さらに効果的な活用法をご紹介します。
Perplexity Proって色々AIモデルあるけど何が良いんだろう
1つの例として比較してみたよ!
1. はじめに
1.1 Perplexity Proとは?
Perplexity Proは、高度なAI検索機能を提供するツールです。複数のAIモデルを選択でき、情報収集や文章生成、画像作成など多岐にわたるタスクに対応しています。
1.2 なぜ利用規約の比較にAIを使うのか
利用規約の比較は時間がかかり、見落としも起こりやすい作業です。AIを活用することで、効率的かつ網羅的な比較が可能になります。
2. 実験方法
2.1 使用したデータ
ネットで一般公開されている利用規約のPDFを使用しました。具体的な内容は業務の関係上お見せできませんが、一般的なサービスの利用規約を対象としています。
2.2 比較の手順
- 利用規約のPDFをPerplexity Proにアップロード
- 各AIモデルに対して同じプロンプトを使用
- 結果を比較し、使いやすさをランキング形式で評価
2.3 使用したプロンプト
「添付の利用規約を比較し、AサービスとBサービスの差分を表にして。各項目ごとに、どちらが契約者にとって有利か教えて」
3. AIモデル別の比較結果と使いやすさランキング
順位 | AIモデル | 評価 | コメント |
---|---|---|---|
1 | Sonar Large | ★★★★★ | 項目ごとに具体化され、最も使いやすい |
2 | Claude 3.5 Sonnet | ★★★★☆ | ある程度比較できている |
3 | GPT-4o | ★★★☆☆ | 説明内容は具体的だが、比較の項目が少ない |
4 | Claude 3 Opus | ★★☆☆☆ | 回答内容が実態と違う部分が目立つ |
5 | Sonar Huge | ★☆☆☆☆ | 比較表が作成されず、Aサービスの説明を詳しく書いていた |
6 | デフォルトモデル | ☆☆☆☆☆ | 直接比較できないと回答 |
4. 各モデルの詳細評価
4.1 Sonar Large(1位)
- 長所:項目ごとに具体的な比較ができ、契約者にとっての有利不利も明確に示された
- 短所:一部の専門用語の解釈に若干の誤りがあった
4.2 Claude 3.5 Sonnet(2位)
- 長所:全体的にバランスの取れた比較ができ、重要なポイントを押さえていた
- 短所:一部の項目で曖昧な表現があった
4.3 GPT-4o(3位)
- 長所:説明が非常に詳細で、法的な観点からの解釈も含まれていた
- 短所:比較の項目数が少なく、網羅性に欠けていた
4.4 Claude 3 Opus(4位)
- 長所:独自の視点からの分析があり、興味深い洞察が得られた
- 短所:実際の利用規約の内容と異なる解釈が多く見られた
4.5 Sonar Huge(5位)
- 長所:Aサービスについての説明が非常に詳細だった
- 短所:比較という観点が完全に抜け落ちていた
4.6 デフォルトモデル(6位)
- 長所:利用規約の一般的な構成について説明があった
- 短所:具体的な比較ができておらず、タスクの要件を満たしていなかった
5. Perplexity Proの具体的な使い方
5.1 基本的な使用手順
- Perplexity Proにログインする
- 比較したい利用規約のPDFをアップロードする
- AIモデルを選択する(おすすめはSonar LargeかClaude 3.5 Sonnet)
- プロンプトを入力する
- 結果を確認し、必要に応じて追加質問する
5.2 効果的なプロンプトの書き方
- 具体的な指示を含める(例:「表形式で回答してください」)
- 比較の観点を明確にする(例:「契約者にとっての有利不利」)
- 必要に応じて段階的に質問する(最初は概要を聞き、その後詳細を尋ねる)
5.3 結果の解釈と活用
- AIの回答を鵜呑みにせず、必ず人間の目でも確認する
- 不明点や疑問点があれば、追加で質問する
- 複数のモデルの回答を比較し、総合的に判断する
6. Perplexity Proを活用した業務効率化のヒント
6.1 他の文書比較への応用
- 契約書の新旧比較
- 異なる会社の同種のポリシー比較
- 法律や規制の改正前後の比較
6.2 チーム内での活用方法
- 比較結果を共有し、チームでディスカッション
- AIの分析を基に、人間による詳細なレビューポイントを決定
- 定期的な契約書チェックの効率化
6.3 注意点とリスク管理
- 個人情報や機密情報を含む文書の取り扱いには十分注意する
- AIの回答は参考程度にとどめ、最終判断は必ず人間が行う
- 法的な判断が必要な場合は、専門家に相談する
7. まとめ
Perplexity Proを使うことで、利用規約の比較が効率的に行えることがわかりました。特にSonar LargeとClaude 3.5 Sonnetが優秀で、具体的な比較結果を得られました。ただし、AIの回答は常に100%正確とは限りません。最終的な判断は必ず人間が行う必要があります。AIを補助ツールとして賢く活用することで、業務効率を大幅に向上させることができるでしょう。
8. 今後の展望
AIの進化は日々続いています。今後は、さらに精度の高い比較や、より複雑な文書の解析が可能になるかもしれません。ただし、AIを使う際は常に倫理的な配慮と人間による監督が欠かせません。みなさんもPerplexity Proを使って、契約書や利用規約の比較をしてみてはいかがでしょうか?時間の節約になるだけでなく、見落としがちな細かい違いにも気づきやすくなるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が、みなさんの業務効率化の一助となれば幸いです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!