東京製綱とJX金属、どちらに賭けるべきか?──シクリカルバリュー投資で資産を増やすために私が出した結論

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※本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。私自身が調べたり感じたりしたことを整理した記録です。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

目次

はじめに:インデックス投資だけでは味わえない“株式投資の面白さ”

私は普段、S&P500などのインデックス投資を中心に資産形成を進めています。ほとんど放置でも成果が出る、とても優れた仕組みです。
それでも、たまに感じるのです。「もっと自分の頭で考えて選ぶ投資もやってみたい」と。
そんな気持ちから、最近は日本株のシクリカル(景気循環)銘柄に注目しています。

今回の記事では、私が悩み抜いた末に出した結論──「JX金属を売却し、東京製綱を購入した」理由を整理します。
投資効率化をテーマに、30〜40代の会社員投資家の方にも参考になるようにまとめました。


シクリカルバリュー投資とは?

「シクリカルバリュー投資」とは、景気や需給に応じて株価が上下する企業に投資し、割安な時期に仕込むスタイルです。
設備投資や建設需要、資源価格などの“波”に合わせて動くため、景気が底打ちすると一気に評価が変わることもあります。

投資タイプ特徴メリット向いている人
インデックス投資広く分散・安定成長放置でも成果が出やすい忙しい会社員
シクリカル投資景気循環と共に株価が上下波に乗れれば高リターン経済に関心がある人

私は長期的な資産形成の軸をインデックスに置きつつ、「学びと感覚の訓練」としてシクリカル投資を取り入れています。


東京製綱 vs JX金属:比較で見えてきた違い

今回の2銘柄はいずれも製造業系ですが、業績の構造も投資家からの評価も大きく異なります。以下の比較表をご覧ください。

項目東京製綱(5981)JX金属(5016)
株価(2025年10月)約1,465円約1,951円
PBR/PER0.64倍/7倍2.9倍/25倍
テーマインフラ・建設需要回復半導体・先端素材
直近決算増益・コスト改善が寄与売上増・上方修正済み
割安度⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆
成長期待⭐⭐☆☆☆⭐⭐⭐⭐☆
1年後上昇ポテンシャル+64%+38%
リスク要因景気次第で停滞リスクあり成長織り込み済みで調整リスクあり
私の判断✅本日購入売却

この比較を眺めてみると、「どちらが割安で、どちらが期待先行か」が一目でわかります。
JX金属は半導体や先端素材という素晴らしいテーマを持っていますが、すでに成長期待がかなり株価に織り込まれていました。
一方の東京製綱は、地味な業種ながらPBR0.6倍という明確なバリュー水準。もし建設需要が戻れば、再評価の余地が大きいと感じました。


なぜ私は東京製綱を選んだのか

① JX金属は成長性が高いが「織り込み済み」

決算内容もテーマ性も申し分ありません。ただ、PER25倍・PBR3倍という数字を見ると、「これから期待される」より「すでに期待されている」印象を受けました。
将来の成長が続けばもちろん株価も上がるでしょう。しかし、私のスタンスは「過小評価されている企業を探す」ことです。

② 東京製綱は“放置されている”割安株

地味でニュースに出にくい分、投資家の注目が集まりにくい。その分だけチャンスがあります。
インフラ更新需要、公共投資、鉄鋼価格の持ち直しなど、業績改善の要素は複数。 「材料が出れば一気に跳ねる可能性がある」と判断しました。

③ 判断の軸は「ワクワクするか」

数字だけでなく、「この会社が再評価される瞬間を見たい」と思えるかも大事です。 最終的には、割安性とワクワク感の両方を感じた東京製綱に資金を移しました。


他の保有銘柄とのバランス

今回の投資判断は、「すべてを東京製綱に集中する」という意味ではありません。 インデックス投資を土台にしながら、ポートフォリオ全体のバランスを意識しています。

銘柄期待リターン(1年)投資目的評価
東京製綱+64%割安再評価主軸◎
JX金属+38%成長テーマ補完◎
日本製鉄+30%安定配当守り◎
三光合成+47%小型反発チャンス枠
大日本印刷+16%安定資産分散枠

こうして見ると、迷いましたが元手ねん出のため東京製綱を軸にしながら、
日本製鉄や東邦亜鉛といったサブ銘柄で「景気」「資源」「配当」のバランスを取るのが自分に合っていると感じます。


私の投資スタンス:インデックス+個別株で幸福度を最大化

私にとって投資は「お金を増やす」だけでなく、「自分の生活の質を高める学び」です。 インデックス投資で安心感を得つつ、個別株で自分の判断力を磨く。 その過程が楽しく、日々の充実にもつながっています。

失敗も含めて経験値になり、それが人生の厚みになる。 そんなふうに考えると、投資は“幸福度を高める手段”そのものだと思うのです。


まとめ

  • JX金属は成長テーマとして素晴らしいが、株価に期待が織り込まれている
  • 東京製綱は地味だが明確に割安。再評価の可能性がある
  • インデックス投資を土台に、個別株を“学びと楽しみ”として取り入れるのが自分に合っている

この1本の記事が、読者の方にとっても「自分の投資軸を見つめ直すきっかけ」になれば嬉しいです。 そして何より、経済を学びながら人生を楽しむ人が少しでも増えたらいいなと思っています。


※投資は自己判断・自己責任で行ってください。本記事は筆者個人の見解であり、将来の成果を保証するものではありません。

あいひー
サイト管理人
1987年生まれ。IT企業の管理職として働きながら、二人の父として子育て中。「時間」「健康」「お金」を効率よく管理し、人生の幸福度を高める方法を追求中。ブログでは、忙しい日々を「もっと楽に、楽しく」過ごすためのヒントや効率化のテクニックを発信しています。

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