「東京製綱をこのまま持ち続けていいのか…?」
買ったばかりなのに、もう迷っている自分がいました。
私は 2025年11月上旬に東京製綱(5981)を購入し、
今は 平均取得単価1383円、保有して半月ほど。
株価は1,470円前後。
わずかな含み益が出ていますが、
“ここから伸びるのか?” あるいは “一度売ってしまうべきか?”
というモヤモヤがずっと頭の片隅にありました。
この記事では、
- 東京製綱の最新の決算内容
- 配当・株主還元の姿勢
- バリュー投資としての割安度
- 半月保有してみた私のリアルな感想
- この銘柄に何を期待しているか
- 私が最終的にどう判断したのか
これらを、ひとつひとつ丁寧に整理していきます。
「結論は急がず、情報を整えて“思考の効率化”をする」
生活効率化ブログらしい記事にしました。
1. 東京製綱ってどんな会社?(ざっくり超要点)
東京製綱は ワイヤロープ国内最大手。
橋・高速道路・トンネル・港湾・エレベーターなど、
日本のインフラを下支えする会社です。
特に注目されているのは、
- インフラ老朽化の補強需要(国策)
- 防災領域の需要増
- 軽量・高強度の「CFCC(炭素繊維ケーブル)」
といった“地味だけど無くならない分野”。
派手さはありませんが、長期で見れば需要が一定にある領域を守っています。
2. 最新決算:業績は「堅調な増益基調」
最新の2026年3月期・第2四半期決算は、
- 売上:前年同期比+1.9%
- 営業利益:+20%以上の増加
- 開発製品(CFCCなど)が順調
- 価格改定・コストダウンが効いている
さらに、直近では
20万株の自社株買いを発表しており、株主還元にも前向き。
正直、「危ない感じ」は一切なく、
“地味にしっかり利益を積み上げる企業”という印象が強まりました。
3. 配当の伸びが優秀。利回りも高い
東京製綱の配当は、ここ数年かなり伸びています。
- 2021年:0円
- 2022年:20円
- 2023年:35円
- 2024年:40円
- 2025年:64円
- 2026年(予想):65円
いまの株価1,470円で利回りは 約4.4%。
しかも配当性向は過剰ではなく、
「利益が出ているから増配している」自然な増配。
→ “高配当バリュー株” としては理想的な形
半月保有して感じたのは、
「下値不安が少ないのに配当が高い」
という安心感です。
4. 割安なのか?今の東京製綱のバリュエーション
最新の指標はこんな感じ。
- PER:約7倍
- PBR:約0.6倍
- 配当利回り:4.4%前後
控えめに言って、
“割高ではない”
むしろ
“まだ見直し余地はある”
PER10倍を超えたら一度見直したいですが、
いまはまだ「静かに持ちやすい水準」。
5. 購入して半月の私の状況
■ 平均取得単価:1383円
私は2025年11月頭に購入し、
平均取得1383円で、保有期間は半月ほど。
現時点では
- 株価:1470円前後
- 含み益:+約87円/株(+6%弱)
大勝ではないですが、
「心穏やかに保有できる銘柄」という印象です。
短期で売るつもりはなかったので、
“この静かな値動き” は心地よく、
配当も魅力的。
買った直後に急落しなかったのも、精神的に大きかったです。
6. 東京製綱に何を期待しているのか(保有者としての正直な視点)
ここは読者が一番知りたいところ。
半月保有した今、私が冷静に感じている期待値は次の4点です。
期待①:インフラ更新・防災需要(国策)の追い風
日本はこれから “老朽化のピーク期” に入ります。
- 橋の架け替え
- トンネル補修
- 防災設備の更新
- 耐震補強
これらは短期で終わるテーマではなく、
5〜10年単位で続く国策テーマ。
東京製綱の主力事業は、この流れとピタッと重なります。
期待②:伸びる可能性を感じる「CFCC」領域
炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)は、
- 軽い
- 錆びない
- 長寿命
- 点検コスト減
という特性があり、
世界的に需要が伸びる可能性があります。
東京製綱はこのCFCCの開発を続けており、
“地味だけど世界を狙えるニッチ技術” を持っています。
正直、これが一番ワクワクします。
期待③:株主還元(増配+自社株買い)の強化
自社株買いは強力なシグナルです。
- 経営陣が自社の割安さを自覚している
- 流通株が減る=一株価値が上がりやすい
- 株価の下支えになる
増配ペースも自然で無理がない。
長期の配当再投資先として優秀だと思いました。
期待④:PBR0.6倍 → 0.8倍・1.0倍の“見直し余地”
資本政策が改善すれば、
PBRは見直されていくケースが多いです。
もし0.6 → 0.8倍に改善するだけで、
株価は20%以上の上昇余地があります。
これは“期待しすぎないけど期待したい部分”。
7. 私は東京製綱をどうするか(半月保有しての結論)
ここが読者に最も役立つパートなので、
一言でまとめます。
私はしばらくホールドします。
理由は以下。
- 割高感がない
- インフラ・防災ニーズは長期テーマ
- 配当利回りが高く、時間が味方になりやすい
- 自社株買い&増配で株主還元姿勢が強い
- 保有していてメンタルが削られない(これ大事)
大きな懸念点が出れば見直しますが、
現時点では“慌てて売る理由が見つからない”というのが本音です。
8. 生活効率化目線の「投資ルール化」で迷いを減らす
最後に、迷いを減らすための“効率化ルール”を共有します。
● ①「売る条件」を先に決めておく
例)
- 減配が続いたら検討
- PERが急に12倍以上になったら一部売る
- 業績が崩れたら躊躇せず撤退
● ②「買い増しは急がない」
半月しか経っていない銘柄をいきなり増やす必要はありません。
- 決算1つ分見る
- 市場の地合いを見る
- 保有期間を最低3ヶ月〜半年確保する
その程度の“余白”を持つだけで、時間は味方になります。
● ③「毎日の株価チェック禁止」
投資アプリを開く回数を減らすだけで人生の満足度が上がります。
- 決算とIRだけ見る
- 毎日の値動きは見ない
- 配当は“ご褒美”として受け取る
これは本気でおすすめです。
▼まとめ(この記事の要点)
- 東京製綱は地味だけど強いインフラ企業
- 最新決算は増収増益・自社株買いも発表
- 高配当&低PBRで長期保有しやすい
- 私は1383円で購入し、半月保有で+6%ほど
- インフラ需要・CFCC・株主還元に期待
- 現時点では「ホールド」判断
- 投資ルールを決めて迷いを減らすのが“生活効率化”

