こんにちは、あいひーです。日々、家族のために頑張りながら仕事に全力を注いでいる皆さん、本当にお疲れ様です。私も同じく子育て中のサラリーマンとして、毎日の忙しさと将来のお金の不安にどう向き合うかをずっと考えてきました。そんな私がたどり着いた答えが「ほったらかしインデックス投資」です。
この記事では、私が実際に経験した投資の流れや心境の変化、そして「ほったらかしインデックス投資」が子育てサラリーマンにとってなぜ適しているのかをお伝えしていきます。これは、私自身の試行錯誤の結果であり、同じ境遇にいる皆さんにもぜひ参考にしていただきたい内容です。
投資のニュースが良く出てるけど、何が正解かわからない
忙しい私たちは極力負担をかけずに自動で資産運用するのが良いと思うよ!
1. インデックス投資との出会い
私がインデックス投資を始めたのは約5年前。当時、会社の先輩に「株をやるなら分散させた方がよいですよ、その究極は投資信託で世界中の株を買うこと。その価値が0になるってことは世界が滅亡することなので」とアドバイスを受けたのがきっかけです。その時は正直「投資って何だか怖い」という気持ちが強かったのですが、先輩が「ほったらかしでいいんだよ」と笑いながら言ってくれたことで、少しハードルが下がったように感じました。
それから、少しずつ投資について調べ始め、YouTubeの解説動画や初心者向けの書籍を読んでみました。そこで見つけたのがインデックス投資という方法です。この投資方法は、市場全体に投資することで個別銘柄のリスクを減らし、長期的な成長に任せて資産を増やしていくというものでした。特に忙しいサラリーマンにとって、この「ほったらかしで良い」という考え方は非常に魅力的だったのです。
2. コロナショックを乗り越えて
インデックス投資を始めてから1年ほど経った頃、あのコロナショックが訪れました。市場が急落し、一時は自分の積み立ててきた資産が大幅に減少しました。もちろん、その時は不安になりました。しかし、私の生活には特に支障がなく、子育てや仕事は普段通りに続いていたため、「このまま積み立てを続けよう」と決心しました。
この時事前に「途中で暴落は起こるもの。それでも長期的には上がる可能性が高い」という情報を得てなかったら狼狽売りしてたと思います
その決断が今では大きくプラスに働いています。現在、コロナショックから回復した市場は当時の急落前の水準を超え、私の資産もかなりの含み益を抱えるまでになりました。それでも、私はこの「含み益」をあまり気にしないようにしています。インデックス投資の目的は、長期的な資産形成であり、短期的な値動きに振り回されないことが大切だからです。
3. 家族の理解を得るために – 保険の見直し
インデックス投資を続ける中で、私が行った大きな決断の一つが「民間保険の解約」でした。当初は生命保険や医療保険にいくつか加入しており、それが「安心」だと思っていました。しかし、投資を始めてから、お金の流れを見直してみると、保険にかけている費用が思った以上に大きいことに気づきました。
そこで私は、改めて保険と投資のバランスについて考え始めました。書籍やYouTubeを通じて情報を集め、自分なりに理解を深めた結果、「保険で安心を買うよりも、余裕資金をNISAに入れて投資するほうが良いのではないか」という結論に至ったのです。妻にその話をした時、当然のことながら不安がありました。「もしもの時にどうするの?」という疑問は、私にとっても非常に現実的な問いでした。
しかし、私は家計全体の状況と、将来の見通しについてじっくりと妻に説明しました。投資をすることで非課税枠を最大限活用し、将来の資産を形成する方が長期的にはメリットが大きいということを理解してもらえたことで、民間保険を解約し、浮いたお金を全てNISAに回すことにしました。現在、その決断が間違っていなかったと自信を持って言えます。
4. 投資初心者向けの基礎知識
インデックス投資とは何か
私がインデックス投資を選んだ理由は、そのシンプルさとほったらかしでいいという点です。市場全体に投資することで、日々の値動きに振り回されず、長期的な成長を享受できます。たとえば、S&P500に連動する投資信託を購入することで、市場全体の成長に乗ることができます。忙しい私たちにとって、「市場全体に任せる」という安心感が大きな魅力でした。
複利効果の具体的な説明と計算例
投資を続ける理由の一つに、複利効果があります。私も最初は「毎月の積立でどれくらい増えるのか」と半信半疑でした。しかし、月3万円を年利5%で運用し続けた場合、10年後には約440万円、20年後には約1,200万円に成長します。この「時間が味方になる」という点が、子育てサラリーマンにとって心強い味方になります。
実際、私が始めた頃は子どもがまだ赤ちゃんで、これからの教育費がどれだけかかるのか想像もつきませんでした。しかし、複利効果を信じて続けていれば、どんなに小さな金額でも時間とともに資産は大きくなります。こうした積み重ねが将来の安心に繋がるというのは、忙しい日々の中で一つの心の支えとなりました。
積み立て投資をはじめると、不思議とお金への興味も高まり家計見直しも同時に進んでいきました
分散投資の重要性
リスクを分散させるために、私はインデックスファンドに投資しています。一つの企業や業界に依存しないことで、リスクを減らし、家族を安心させる資産運用が可能です。最初は全世界インデックスや全米インデックス、新興国インデックスそれぞれでやっていましたが、あまりそこでの分散は意味が無いかなと思い直し、今はS&P500を中心にしています。
特に、私たちのような子育て世代にとって、リスクを最小限に抑えることは非常に重要です。子どもの成長には予測できない出費も多いですし、家族の生活を脅かさないためにも、できるだけリスクを分散しておくことが必要だと考えています。今回はたまたまかもしれませんが、円安が進んだことでアメリカドルを投資信託を通して持っておいたことは良いリスクヘッジになりました。
現在のNISA制度は、積み立てしたものを売っても翌年に枠が復活するので、とりあえず余裕資金を入れてしまうのが最適解だと私は思います。
5. 家族や友人にお金の話をする時のスタンス
お金の話は個人の価値観が大きく関わるため、私は家族や友人に積極的に自分の投資について話すことはありません。聞かれた場合に限って、自分の考えを軽く共有する程度にとどめています。例えば、「どうして民間保険を解約したの?」と聞かれたときには、上記のような自分の考えや経験を率直に話しますが、それを相手に強要することはしません。
この手の話で人間関係が崩れるのを恐れています
お金に対する考え方は人それぞれで、価値観やライフスタイルによって異なります。私自身も投資に対して積極的な方ではなく、最初は不安がいっぱいでした。しかし、自分なりに学び、実行することで少しずつ自信を持つことができました。だからこそ、他の人に対しても「自分に合った方法を見つけること」が大切だと感じています。
6. 子育て世代特有の課題と解決策
教育費の試算と必要資金
子どもが生まれた時、真っ先に考えたのが教育費でした。公立でも約1,000万円、私立なら2,000万円以上かかるという試算を見て、「今の収入だけで大丈夫か?」と不安になりました。そんな将来に備えるためにも、毎月の積立をコツコツと続けています。
教育費の試算をしたとき、初めてその額の大きさに驚愕しました。それまで漠然と「なんとかなるだろう」と思っていたのですが、実際に数字を見て考えると、計画的に積み立てていく必要性を強く感じました。その結果、投資を通じて将来の教育費を用意するということに大きな意味を見出しました。
ライフイベントごとの資金計画
私たちには子どもの教育費だけでなく、住宅費や老後の資金も視野に入れる必要があります。例えば、住宅購入資金は5年から10年で準備し、老後資金は20年から30年かけて積み立てるなど、計画的に進めています。これらの資金計画を立てることで、毎日の生活の中で少しずつでも安心感が増しました。
私は柔軟に環境に対応できるようにしたい想いが強いので、今時点では賃貸です
ライフイベントごとの資金計画を立てると、将来への見通しが一気にクリアになります。私は妻と一緒に、何年後にどのくらいの資金が必要になるのかを具体的にリスト化し、それに向けた積立額を決めました。これによって、目標が具体化され、単なる「貯金」ではなく「目的を持った積立」へと変わりました。
家計の収支バランスの取り方
私はマネーフォワードMEを使って家計管理をしています。毎月の収入と支出を可視化することで、どれくらい投資に回せるのかが明確になります。投資に回す金額は無理のない範囲にし、家族の生活に支障がないことが最優先です。
家計管理を始めた当初は、正直なところかなり大変でした。特に、子どもが小さい頃は予測できない出費が多く、思ったように計画が進まないこともありました。しかし、毎月の支出を見える化することで、どこに無駄があるのか、どこを改善できるのかが分かるようになり、家族全体で節約の意識を共有できるようになりました。
7. リスク管理の具体的方法
資産配分の考え方
私は最低限の現金以外はほぼ株式(投資信託)というバランスです。本来は債権やREAT、金も混ぜることが良いのかもしれませんが、私は最低限のラインさえ守れればそれ以上は管理に頭を使いたくないため極力シンプルにしています。
資産配分を決める際、何よりも「家族の安全」を優先しました。リターンを追求するだけでなく、リスクも十分に考慮してバランスを取ることが大切です。ただし、本業がある場合はある意味安定した固定収入があるため、資産運用は元本保証じゃなく適正なリスクを取りに行った方が最終的には良い結果になるのかなと感じています。
急落時の対処法
2020年のコロナショックの時、私も資産が一気に減るのを目の当たりにしました。しかし、その時こそが買い増しのチャンスだと信じて積立を続けました。その結果、今ではあの時の判断が正しかったと実感しています。
もし個別株だったら「倒産するかも」となって売っていたかもしれません
市場が急落した際、多くの人が不安に駆られますが、私は「長期的な視点」を忘れないようにしています。特に子どもたちが成長する20年、30年後を見据えると、一時的な暴落はむしろ安く買えるチャンスと考えています。そのため、感情に左右されずに積立を継続することが重要です。
リバランスは必要か
資産配分を維持するためには、定期的にリバランスを行うことが必要と言われています。リバランスとは、株式や債券などの割合が変わってしまった際に、元の目標配分に戻すための調整を行うことです。例えば、株式が予想以上に上がった場合、その分を売却して債券や現金の割合を増やすことで、リスクを適切に管理できます。
ただし私自身は、積み立てを自動的にやっているためあまり気にせずそのままにしています。細かく考える時間があるのなら本業や家族との時間に使えばよいのかなと考えています。
8. 投資を続けるための心構え
感情に左右されないための工夫
投資を長期間続けるためには、感情に振り回されないことが重要です。特に市場が急落した時には不安が募りますが、そのような時こそ冷静でいることが求められます。私は、暴落時には相場をなるべく見ないようにしたり、「仕事や家計管理に集中しよう」と言い聞かせてきました。感情的な判断を避けるためには、自動積立設定をしておくことが効果的です。これにより、市場の動きにかかわらず一定額を定期的に積み立てることができます。
家族とのコミュニケーションを大切に
投資は家族の生活に関わる大事なテーマです。私たち子育て世代にとって、投資のメリットやリスクを家族に理解してもらうことは不可欠です。私も定期的に妻と家計の状況や将来の目標について話し合う時間を持つようにしています。こうした会話が、家族全体の安心感につながり、投資を続ける大きなモチベーションになります。
我が家は夫婦でMoney Forward MEを共有しているため、家計状況をお互い把握したうえで会話ができています
小さな成功体験を積み重ねる
投資は長い道のりです。大きなリターンを期待しすぎると途中で挫折することもありますが、小さな成功体験を積み重ねることで自信を持てるようになります。例えば、「数年間で資産が少し増えた」という経験が、次の一歩を踏み出す勇気になります。最初は少額からでも構わないので、まずは始めてみることが大切です。
9. 実践的なアクションプラン
ここでは、インデックス投資を始めるための実践的なステップを紹介します。これらのステップを参考にして、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
1ヶ月目: 準備段階
- 家計の見直しを行い、毎月どれくらい投資に回せるかを確認
- 投資用の証券口座を開設(楽天証券やSBI証券などがおすすめ)
私は他の楽天サービスも使っていたため楽天証券をメインにしています
2ヶ月目: 積立投資をスタート
- インデックスファンドを選定(S&P500や全世界株式がおすすめ)
- 自動積立の設定を行い、毎月の積立額を決める
6ヶ月目: 定期的な確認
- 投資状況を確認し、積立額の調整が必要かどうかを判断
- 家族と将来の資産形成目標について再確認
10. 最後に: ほったらかし投資で得られる安心感
忙しい子育てサラリーマンにとって、時間もエネルギーも限られています。だからこそ、ほったらかしで資産形成ができるインデックス投資は大きな味方です。短期的な市場の動きに振り回されることなく、家族との時間を大切にしながら、将来の安心を少しずつ積み重ねていくことができます。
この記事が、同じような境遇の皆さんにとって、投資を始めるきっかけやヒントになれば幸いです。投資は決して特別なものではなく、将来の自分と家族のための一つの手段に過ぎません。まずは小さな一歩から、一緒に始めてみましょう。
最後に、投資にはリスクが伴います。市場の変動によって資産が減少する可能性もありますので、自己責任で行うことを忘れずに。そして、家族と共に安心できる未来を築いていきましょう。応援しています!