マリオットボンヴォイアメックス改定後も“お得”を取りにいく最適解(家族旅行×プレミアム)

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2025年の大改定で「年会費アップ」「無料宿泊特典の条件引き上げ」「プラチナ到達額の上振れ」など、体感的には“改悪”。でも、家族旅行を年数回+隔年ハワイという前提では、使い方を組み替えればまだ“勝ち筋”は残っています。本記事は、年間400〜520万円決済・シェラトン/ウェスティン多め・5連泊は難しいという前提で、お得に使い続ける運用設計を具体化します。

ぐうたらネコ

マリオットカードが大改悪って言われてるよね

あいひー

まだまだ使いこなし方はあるよ!


1. まずは全体像:何がどう変わった?(早見表つき)

目次

1-1. 改定点の早見表

項目旧制度新制度(2025〜)補足
年会費(プレミアム)49,500円82,500円既存会員の請求は2025年11月以降に新年会費適用。
無料宿泊特典(FNC)年150万円決済で**〜50,000P**年400万円決済で**〜75,000P**(+手持ち15,000Pまで合算可=最大90,000P相当)既存会員は移行特別期間により、一定条件下で旧達成額(150万円)でも75,000Pに。自分の「プログラム終了日」をアプリで要確認。
プラチナエリート(カード特典到達)年400万円決済年500万円決済既存会員は2025年のプログラム期間に限り400万円でOK。以降は原則500万円
付帯ステータス入会時シルバー入会時ゴールド据え置き/強化ポイント。
獲得ポイント(プレミアム)Marriott利用5P/100円・日常2P/100円 等Marriott 6P/100円・日常3P/100円ホテル内決済が強化、日常も底上げ。
ダイニング特典ポケットコンシェルジュ20%CB(半年ごと上限5千円、年1万円)使えば確実に回収寄与。
公共料金/国税通常付与ポイント半減(0.5P/100円)使う/使わないの戦略分岐点。
事業用決済付与ありポイント対象外個人決済カードとして使う前提へ。
宿泊実績付与継続時15泊継続時15泊(プレミアム)ここは維持。

※P=Marriott Bonvoyポイント。必要ポイントは動的に変化。FNCは税・サービス等別。実際の条件はアプリ/公式ページで随時確認を。

1-2. 既存会員の“移行特別期間”を最大活用

  • 無料宿泊特典は、プログラム終了日が一定期間(例:2025年10月27日〜2026年10月26日終了分)に該当すれば、達成額150万円で“75,000P”の特典が狙えます。
  • プラチナ到達は、2025年のプログラム期間中だけ400万円でOK(既存会員限定)。
  • まずはアメックスアプリ →「ポイント・特典」→「無料宿泊特典獲得プログラム」から自分のプログラム終了日を確認。

1-3. 据え置き/強化ポイントの再確認

  • 入会時ゴールド付与。
  • Marriott 6P/100円・日常3P/100円に底上げ。
  • 継続時15泊は据え置き。長期的に「宿泊実績+クレカ到達」のハイブリッドで上位維持も視野に。

2. わが家の前提から導く「今年〜来年の最適プラン」

2-1. 2025年:この1年は“取り返す年”

  • 年間400〜520万円の決済レンジ。
  • 2025年は400万円でプラチナに到達(既存会員の特例)。
  • FNCも150万円で“75,000P”(移行特別期間が該当する場合)。
  • 結論:2025年は迷わずこのカードに集中投下。年会費の上振れ分を“プラチナ特典+FNC75k”で回収しやすい年。

2-2. 2026年以降:500万円ラインをどう攻める?

  • 500万円到達できる年:迷わずプラチナ到達を狙う(家族旅行の満足度が段違い)。
  • 400〜450万円に収まりそうな年
    • 【門番プラン】FNC(75k)確保を最優先(年400万円)。
    • プラチナは**“隔年取得”に割り切る。達成年は家族旅行をプラチナ恩恵の大きいホテル/時期**に集中配置。

2-3. 年間スケジュールの組み方(目安)

  • 月次目安:400万円=約33.4万円/月、500万円=約41.7万円/月。
  • 前半(〜6月):カード集中(固定費/日常支出を優先的に集約)。
  • 中盤(7〜9月):足りなければMarriottのレストラン/宿泊でポイントと満足を両取り。
  • 終盤(10〜12月):不足分を**“必要な支出”で安全に上積み**(後述の「使わない方がいい支払い」を除外)。

3. 「年会費は回収できる?」価値試算と早見表

3-1. 価値の置き方(前提)

  • ポイント価値:0.7〜1.0円/ptの範囲で評価(本記事の基準例は0.8円/pt)。
  • プラチナ特典の金銭価値(1年あたりの“実利用見込み”):
    • 朝食(2名)×3泊=約24,000円(1人4,000円相当×2×3)
    • ラウンジ等=約10,000〜15,000円
    • アップグレード期待=約5,000〜15,000円
    • 合計の目安=約35,000〜54,000円/年(保守的試算は35,000円
  • FNC(75,000P)6万〜7.5万円相当(上限90,000Pまでのトップアップ前提なら使い勝手↑)。
  • ダイニングCB年1万円(使えば確実に回収貢献)。

3-2. 年間決済額×到達状況の早見表

年間決済額2025年(既存向け特例)2026年以降メモ
400万円プラチナ達成 / FNC達成プラチナ未達 / FNC達成400→500の差40〜100万円は“必要支出”で埋めるか、隔年取得へ。
450万円プラチナ達成 / FNC達成プラチナ微妙 / FNC達成50万円上積みできるならプラチナ到達。
500万円プラチナ達成 / FNC達成プラチナ達成 / FNC達成理想ライン。
520万円プラチナ達成 / FNC達成プラチナ達成 / FNC達成余裕あり。

3-3. 回収シミュレーション(ベースケース)

(前提)日常の90%が通常付与(3P/100円)10%が公共料金等(0.5P/100円)

年間決済年間ポイント(目安)ポイント価値(0.8円/pt)FNC価値(0.8円×75,000P)プラチナ価値(保守)合計価値年会費差引
400万円約110,000pt約88,000円約60,000円約35,000円183,000円+100,500円
500万円約137,500pt約110,000円約60,000円約35,000円205,000円+122,500円
520万円約143,000pt約114,400円約60,000円約35,000円209,400円+126,900円

2026年以降、400万止まりでプラチナ未達なら、上表から**−35,000円**した値が目安。ダイニングCB(最大1万円)を使えばもう少し上乗せ可能。


4. 実践テク:決済配分・予約・ポイント出口の最適化

4-1. 決済の入れ替え(使う/避けるの線引き)

  • 積極的に使う
    • Marriott宿泊/館内利用(6P/100円)…家族旅行の食事代も“ポイント仕入れ”と割り切る。
    • 日常決済(3P/100円)…スーパー/ドラッグストア/サブスク等、固定費を集約。
    • ダイニング予約(年1万円CB)…半年ごとに上限5,000円、忘れずに使う。
  • 基本は避ける(ただし到達のための“最後の手段”)
    • 公共料金・税金(0.5P/100円)…通常は他カードへ。到達が僅差で足りない年だけこのカードに寄せて“門番突破”。
    • 事業用決済(ポイント対象外)…個人用途に限定して集中投下。

4-2. 予約の組み方(FNC75kとトップアップの使いどころ)

  • FNC 75kは、60〜90k帯のホテルで使うと満足度が高い(手持ち15k加算で最大90kまで射程)。
  • 候補例(時期により必要ポイント変動):
    • 国内:ウェスティン横浜、ウェスティン都ホテル京都、シェラトン沖縄サンマリーナ、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ など。
    • ハワイ:ワイキキ周辺は繁忙期90k超のことも。オフピーク/平日を狙うか、別島のウェスティン/シェラトンも検討。
  • 1〜2泊のポイント泊×家族旅行に最適化(5連泊無料は使いづらい前提)。

4-3. 出口戦略(マイル/バケーションクラブ/ハワイ)

  • Marriott→航空マイル3P=1マイル60,000P移行で+5,000マイルのボーナス(上限や所要時間に注意)。
  • 隔年ハワイはMVC泊+前後泊をMarriottで。FNCやポイント泊を平日に当てると必要ポイントが下がりやすい。
  • プラチナ達成年は、朝食/ラウンジが強いホテル(ウェスティン/シェラトン)に旅行を集中させ体感満足を最大化

5. 失敗しないQ&Aとチェックリスト

5-1. よくあるミス

  • プログラム終了日を見ずに走る → まずアプリ確認。**今年の“特例メリット”**を取り逃さない。
  • 0.5P/対象外決済に寄せすぎる → ポイント効率が落ちる。最後の追い込み専用と割り切り。
  • FNCの使い先が割高期平日/オフピーク/別エリアで同ホテルでも価値が跳ね上がる。

5-2. 解約/ダウングレード/家族カードの判断軸

  • 解約の前に
    • 今年プラチナ/75k FNCを取れるなら年会費を実質相殺しやすい。
    • 旅行頻度が下がる年だけ隔年取得へ切り替えも可。
  • ダウングレード:日常決済を分散したい/年400万円が安定しないなら要検討。
  • 家族カード:1枚目無料。2枚目以降は有料化したため、家族全員の利用頻度で費用対効果を必ず試算。

5-3. 最終結論:わが家の運用方針(2パターン)

  • プランA:毎年500万円へ寄せて“常時プラチナ”(旅行満足度重視)
    • 日常とレジャーを極力このカードに集約。不足分は年末に必要支出で安全に上積み。
    • FNCは75k〜90k帯で確実に消化。ダイニングCBも漏れなく。
  • プランB:FNC重視+“隔年プラチナ”(費用対効果最適化)
    • 毎年400万円は維持しつつ、プラチナは狙える年だけ。達成年に旅行を集中、未達年はゴールド+FNCでゆるく運用。


2025年は既存会員にとって“取り返す年”。プラチナ×FNC 75kを取り切ってから、2026年以降は500万円ラインを無理なく超える年だけ全力で——これが、家族旅行を楽しみつつも生活効率を落とさず“お得”を取りにいく現実解です。

あいひー
サイト管理人
1987年生まれ。IT企業の管理職として働きながら、二人の父として子育て中。「時間」「健康」「お金」を効率よく管理し、人生の幸福度を高める方法を追求中。ブログでは、忙しい日々を「もっと楽に、楽しく」過ごすためのヒントや効率化のテクニックを発信しています。

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