JX金属が私のポートフォリオで過去最高益!S&P500派の私が個別株を持ち続ける理由

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資産形成の基本は、いまも昔もS&P500の長期インデックス投資だと私は思っています。ただ、「一部リスクを取ったり数値や経済観点の勉強にもなるし楽しいから個別株をやっている」──これは、私がブログでずっと書いてきたスタンスです。今回の主役は、上場後から良い波に乗り、私のポートフォリオの中で過去最高の値上がりを見せてくれたJX金属。家族と暮らす生活者目線で、最新ニュースも織り込みつつ、「なぜいま持ち続けているのか」を対話形式でまとめました。


目次

1. JX金属ってどんな会社?生活者の視点でひと言でいうと

友人: JX金属って最近よく聞く。実際、何をしてる会社?

私: ひと言でいえば「銅と先端素材の会社」。半導体や通信向けの材料、そして使用済み家電から銅などを回収するリサイクルにも力を入れてる。これが時代の流れに合っていて、業績と株価の両方を押し上げてる、というのが私の理解。

背景には電動化・データ化・再エネ化で伸びる銅・先端材料需要があります。さらに同社はリサイクル原料の前処理能力を50%増強(700億円投資、27年度目途)など循環型サプライチェーンを強化中。これが利益体質の改善にもつながるという読みです。

また、同社は「Green Hybrid Smelting」という、銅鉱石とリサイクル原料を最適配合する独自アプローチを掲げ、資源循環と収益性の両立を目指しています。生活者目線でも「使った資源をもう一度活かす」方向性は応援したくなります。


2. 株価の現在地:年初来の上下と「いま」を押さえる

2025年の年初来レンジは、安値650円(4/7)〜高値1,855円(9/25)。春の安値から秋の高値まで約3倍の上昇を見せたことになります。「過去最高益」銘柄になった実感は、数字で見ても納得でした。

友人: それだけ上がると、売りたくならなかった?

私: 実は1,200円台でいったん迷った。けど、事業の方向性と需給の風向きを見て「もう少しだけ、持ってみたい」と思った。結果的にあの時は“待ち”が正解だった。


3. 私の投資スタンス:S&P500軸+「学びと楽しさ」の個別株

私はブログで繰り返しこう書いてきました。
「資産形成は基本的にはS&P500の長期インデックス投資が良いと思ってるが、一部リスクを取ったり数値や経済観点の勉強にもなるし楽しいから個別株をやっている」

だからJX金属の投資比率は全体の一部。家計と教育費を最優先し、ベースはインデックスで安定的に。そこに「学びと楽しさ」として少額の個別株を添えています。JX金属はその“スパイス枠”で、結果的に過去最高益の座につきました。


4. 「持ち続けたい」と思えた最新ニュース・3選

4-1. リサイクル前処理の50%増強(700億円)で循環×収益性を両立

銅精錬マージンの逆風(TC/RC低下や鉱石確保難)を受け、同社はリサイクル比率の高い事業モデルへ一段と舵を切っています。設備投資で前処理能力を増やし、回収メタルの歩留まりを引き上げれば、変動の大きい鉱石依存を相対的に下げられる。これは環境×収益の両立に効くニュースでした。

4-2. JOINT3(次世代半導体パッケージ)への参画

生成AI・HPC向けに先端パッケージの重要度は上昇中。同社がJOINT3に参画し、新規事業の創出を狙うのは、素材サプライヤーとしての成長軸の明確化だと受け止めました。半導体は循環がある一方、構造的な需要増もある分野。ここでの布石は、株式の“持ち続ける理由”になります。

4-3. 配当・資本政策の明確化(特別配当850億円など)

上場後の資本政策として、2024年11月実施の総額850億円の配当や配当方針の明確化が示されました。過剰資本を適切に株主へ戻すと同時に、成長投資とバランスを取る──この姿勢は、長期保有の安心材料です。


5. もちろん弱みもある:精錬の逆風と供給サイクル

直近では、銅精錬マージンの悪化が日本勢の収益を圧迫し、同社も電解銅の生産縮小や能力見直しの方針を打ち出しています。とはいえ、これは「資源からリサイクル・先端素材へ」のシフトを加速する契機でもあります。短期のボラティリティは覚悟しつつ、中長期はポジティブに見ています。

友人: つまり、鉱石依存を減らしつつ、リサイクルや先端材料で稼ぐ比率を高める?

私: そう。循環を味方に、品質と供給の安定性で差別化していく絵に見える。だから私は「全部を賭けない。けど一部は持つ」という選択を続けてる。


6. 人間らしい話をひとつ:売るか、持つか──家族会議の夜

1,200円台に差し掛かった日、私は売る指に力が入った。ここで利益を確定すれば、家計の安心材料が増える。けれど、夕食の食卓で妻に相談すると、こんなやり取りになった。

妻: へえ、すごい

私:(そのくらいの反応なんだ)もう少し持っておいてもっと凄いことにしたいな

結局、私は「持つ」を選びました。結果論だけど、あの夜の判断が過去最高益につながった。投資は数字の世界だけど、私の背中を押したのは、家族との会話でした。


7. 私の結論:インデックスが土台、個別は人生のスパイス

  • 土台: S&P500の長期インデックスで「家計の柱」を育てる
  • スパイス: JX金属のような個別株は少額・分散・長期で楽しみと学びを得る
  • ニュース連動: リサイクル増強、先端パッケージ参画、資本政策の明確化は長期保有の根拠
  • 注意点: 銅精錬マージン悪化など逆風もフォローし、比率は常に控えめ

私はJX金属を「持ち続ける」選択を当面は維持します。ただし、家計とリスク許容度が最優先。上がっても、下がっても、私たち家族の生活が揺らがない比率で。これが、FIRE志向の家族持ちとしての「ちょうどいい距離感」だと感じています。


8. 次にやること:5分でできるチェックリスト

  1. ポートフォリオでインデックスの比率が十分か見直す
  2. 個別株は学びと楽しさの範囲に収める(総資産の●%までなどルール化)
  3. JX金属の最新ニュース(リサイクル増強、JOINT3、配当方針)を公式サイトで再確認
  4. 「売る/持つ」をイベント連動で決める(決算・開示・配当権利など)
  5. 家族と投資の話を5分だけする(価値観の共有が最強のリスク管理)

まとめ

S&P500を土台に、個別株はスパイス。JX金属は、循環と先端素材という時代の波に乗りつつ、資本政策も明確化。短期の波はあっても、生活者目線で長く応援できるテーマが詰まっていると感じています。私の「持ち続けたい」という気持ちは、最新の事業動向で、いまも支えられています。

あいひー
サイト管理人
1987年生まれ。IT企業の管理職として働きながら、二人の父として子育て中。「時間」「健康」「お金」を効率よく管理し、人生の幸福度を高める方法を追求中。ブログでは、忙しい日々を「もっと楽に、楽しく」過ごすためのヒントや効率化のテクニックを発信しています。

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