こんにちは、あいひーです。
最近、S&P500が史上最高値を更新していますね。投資信託を積み立てている方にとっては嬉しいニュースですが、私は少しだけ不安も感じています。
「もしかして、上がりすぎているのでは?」そんな気持ちが頭をよぎることが増えてきました。
現在の私のポートフォリオは、投信が54%、国内株が7%、残り39%が現金などの防衛資産です。
このまま米国株中心で良いのか、それとも少し国内株を増やすべきか…。
今回はその「迷い」を整理しながら、幸福度で考えるポートフォリオ調整について書いてみます。
S&P500は上がりすぎ?割高のサインをチェック
S&P500のPER(株価収益率)は現在およそ23〜24倍。
過去平均(おおむね20倍前後)と比べると、やや高めの水準です。
IMF(国際通貨基金)は「米国株式市場は歴史的に高い評価水準」と指摘しており、乱調リスクが話題に上るようになりました。
一方で、Bank of Americaなど一部の金融機関は「企業構造が変わったため高めでも妥当」とも分析しています。
つまり今の相場は、“上がりすぎ”とは言えないが、余裕が少なくなってきている局面。
この不安が、「少し守りを固めたい」という気持ちにつながっています。
自分のポートフォリオを見直してみた
私はこれまで、S&P500や全世界株を中心に積み立ててきました。
いわば“長期インデックス王道型”です。
ですが最近、幸福度の観点から見直すと、「このままリスクを取り続けていいのか?」という気持ちが芽生えました。
家計の支出や子育てコストも増え、“リスクを減らす=不安を減らす”という発想が自然に出てきたのです。
ポートフォリオはお金だけでなく、心の安定を支える仕組みでもある。
そう考えるようになりました。
国内株を少し増やすという選択肢
日本株の中には、いまだに割安で放置されている企業が多くあります。
特に最近気になっているのは、東京製綱(5981)と三光合成(7888)です。
どちらもPBR1倍を下回る、いわゆる「バリュー株」。
業績が回復傾向にあり、サイクルの波が来れば一気に見直される可能性もあります。
| 銘柄 | PBR | テーマ | コメント |
|---|---|---|---|
| 東京製綱※未購入 | 約0.6倍 | インフラ・公共投資 | 景気回復や公共事業の再開が追い風になりそう |
| 三光合成 | 約0.8倍 | 自動車樹脂部品 | 自動車生産回復で利益率が改善中 |
| JX金属 | 約1.0倍 | 半導体材料 | テーマ性は強いが株価は高止まり気味 |
| 日本製鉄 | 約0.7倍 | 鉄鋼・配当 | 安定しているが米企業買収のリスクあり |
もし投信を5〜10%ほど減らして、国内株を7% → 17%に増やしたらどうなるか。
そんなシミュレーションを頭の中でしています。
今はまだ実行していない。だからこそ慎重に考えたい
現時点では、まだ実行していません。
S&P500を減らすということは、米国株の上昇の恩恵を少し手放すことでもあります。
それでも、
・S&P500の割高感
・国内株の割安感
・幸福度を保ちながらリスクを分散したい気持ち
この3つを考えると、「一部だけ動かす」という選択も悪くない気がしています。
今の案としては、投信を5〜10%だけ減らして、東京製綱などを少しずつ買うというもの。
リスクを取りすぎず、生活を崩さない範囲での調整を目指します。
幸福度で考えるポートフォリオ調整
投資の目的は「お金を増やすこと」だけではなく、安心して暮らすことにもあります。
株価が下がっても眠れるポートフォリオこそ、心の健康を守ります。
自分の納得感を軸に、“幸福ポートフォリオ”をつくることが、生活効率化の第一歩かもしれません。
- S&P500に安心感を感じるなら維持してOK
- 国内株に伸びしろを感じるなら少し増やす
このようにバランスを取ることで、投資も人生も続けやすくなります。
まとめ:焦らず、でも立ち止まりすぎず
私は今、ちょうど「迷いの中」にいます。
でも、迷うということは自分の資産と向き合っている証拠。
焦らず、でも立ち止まりすぎずに考えていこうと思います。
すぐには動かない。けれど、心の準備を進める。
これが今の、私の答えです。
同じように悩んでいる方がいたら、まずは「少し考えてみる」だけでも十分だと思います。
投資は行動よりも「考える時間」にこそ価値がある。そう信じています。
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この記事が、あなたの資産と幸福のバランスを考えるきっかけになれば嬉しいです。


